子育てがきっかけで介護施設に転職したCさんの声からリハビリテーション病棟の重要性を考えよう

リハビリ看護師のお仕事

看護師として大きな達成感を感じたいならリハビリテーション病棟へ!

子育てを優先するために転職したCさん

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Cさんのこれまでの経験

看護学校を卒業して総合病院に勤務したCさん。総合病院では急性期病棟や手術室を中心に10年ほど勤務していました。指導者としての経験も積んでいましたが子育てのために主婦業に専念しようと退職しましたが、ブランク期間利用して介護支援専門員の資格を取得したそうです。
その後、パート看護師としてデイサービスに勤務し、福祉業界での看護師の働き方を経験していく中でリハビリテーション病棟の重要性に気付き、看護師の役割を学び直そうとリハビリテーション病棟で働くことを決めたそうです。

なぜリハビリテーション病棟の重要性に気付いたのか

看護師としてデイサービスに通ってくる高齢者と関わっているうちにリハビリテーション病棟から退院された人が多いことに気付きました。ですが、「生活にリハビリが十分に生かされていない」「居宅支援のニーズが高齢者本人と合っていない」など残念に思うことが多く、Cさんは「退院してからだと遅い。病棟でどう過ごすかが大切なんだ」と思い、改めて看護を学ぶためにリハビリテーション病棟に戻ろうと決意したそうです。

法人の奨学金制度を利用して資格を取得

現場でもリハビリについて学ぶことはできますが、「もっと専門的な知識やスキルを身につけたい」と回復期リハビリテーション看護師の認定資格の取得を考えるようになったCさんは、上長に相談して法人の奨学金制度を利用して資格を取得することにしました。仕事をしながら研修や課題の提出をするのは非常に大変でしたが、受講費用を法人が負担してくれたり研修の日は日勤扱いにしてくれたりなど職場のサポートもあったため、仕事と両立しながらでも取得することができたそうです。
今後は全国で開催されている回復期リハビリテーション研究大会に参加するなど自己研鑽に励んでいくようです。

今後の目標

在宅復帰に導くのがリハビリテーション病棟のミッションですが、そのためには他の職種のスタッフとの連携や協力が欠かせません。一人の患者さんに対して看護師が一人付いて入院から退院まで患者さんに合わせた看護を責任持って提供するプライマリーナーシングだけでなく、臨床看護をチームで行う固定ナーシングを組み合わせてサポートすることが大切です。そのため、Cさんはこれまでの経験や新たに学んだことを活かしながら、経験の少ない後輩にリハビリテーション病棟の役割や看護師の重要性を伝えていくことが目標だそうです。