資格を取得してリハビリテーション病棟でステップアップしよう

リハビリ看護師のお仕事

看護師として大きな達成感を感じたいならリハビリテーション病棟へ!

資格を取得すればステップアップできる?

資格を取得すればステップアップできる?
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資格を取得するメリットは?

ステップアップするために資格を取得する看護師が増えてきましたが、リハビリテーション病棟でステップアップするためにはどのような資格を取得すればいいのでしょうか。看護師が取得できる資格はいろいろありますが、おすすめは介護の資格です。介護の資格といっても多種多様にありますが、その中でも役に立つ資格が「ケアマネジャー」と「認知症ケア専門士」です。

ケアマネジャー

ケアマネジャーは介助が必要な人のケアプランを作成するのが仕事ですが、この資格を取得したからといって患者さんのケアプランを作成するわけではありません。ではなぜ、この資格が役に立つのでしょうか。
それは退院後の在宅生活に大きく関係しています。退院後も安全で心地良い生活を送るためにケアプランを立てるわけですが、本当に必要な情報をケアマネジャーに伝えるためにはケアマネジャーの仕事をきちんと把握しておく必要があります。また、ケアマネジャーの資格を取得することで患者さんが求めているサポートはどんなものなのかを入院中に考えることができ、より快適な生活が送れるように手助けできます。
ケアマネジャーの試験は年に一回、秋ごろに行われています。看護師の資格を持ち、通算5年以上の実務経験がある人なら誰でも受験できます。介護支援と保健医療福祉サービス分野から出題されますが、合格率はわずか21.5%と難しい試験なのでしっかりと勉強してから受験することをおすすめします。

認知症ケア専門士

リハビリテーション病棟には認知症の患者さんも入院していますが、認知症を正しく理解するためには専門の資格がなければ難しいでしょう。認知症の症状として有名なのは物忘れや徘徊などですが、中には暴言や暴力など対応が難しい症状もあります。もし、患者さんが徘徊したり暴力をふるったりする場合、どう対応すればいいのでしょうか。
ご家族に報告して常に患者さんの側にいてもらいますか。それとも患者さんを抑制してコントロールしますか。抑制すれば看護師の手間は減るかもしれませんが、患者さん自身がヒートアップしてしまい行動が悪化してしまう可能性があるのであまりおすすめできません。
まずは、なぜそのような行動を取るのかを探求することですが、専門的な知識がなければどうすればいいのか分からないため適切な対応はできません。そこで役に立つのが、認知症ケア専門士なのです。
認知症ケア専門士の資格を取得するためには、一次試験(筆記)と二次試験(面接)を突破しなければなりません。一次試験では認知症ケアの基礎知識や実際などが問われますが、しっかりテキストを読んで試験対策本で実践慣れしておけば大丈夫です。二次試験では面接試験だけでなく一分間スピーチやグループディスカッションも行われます。認知症ケア専門士の合格率は40%~50%とそれほど低いわけではないので、スキルアップを目指す人におすすめです。