男性看護師と経験別看護師の声
男性看護師の声
男性看護師の数は増えてきているとはいえ、女性と比べるとまだまだ少数のため、男性看護師は仕事や人間関係に悩みがあっても誰にも相談できなかったり、肩身の狭い思いをしたりすることも多いのではないでしょうか。ですが、リハビリテーション病棟は各専門職のスタッフが共存し、連携しているため病棟全体の雰囲気はとても良く、師長や主任をはじめとした縦の関係と病棟スタッフとの横の関係がバランスよく構築されています。
また、リハビリテーション病棟に入院しているのは女性だけではありません。当然、男性の患者さんもいらっしゃいますが、男性看護師がいることで男性患者さんの目線に立った看護計画を話し合えるので、より良いサポートを提供できます。
男性看護師にとって働きにくいと感じることはまだまだたくさんありますが、その中でもリハビリテーション病棟は男性であることを活かして働けるので、とても働きやすい環境です。
中堅看護師の声
患者さんの在宅復帰を目指すリハビリテーション病棟は日々のリハビリ内容があらかじめ決まっており、緊急性のある処置もほとんどないため他の科よりもゆっくり患者さんと関わることができます。ですが、そのゆっくりさが新人の頃は知識や看護スキルの不足が看護師として成長できないのではないかと不安に直結してしまうこともありました。ですが、経験を重ねていくうちに、リハビリテーション病棟には様々なキャリアを重ねてきた先輩も多く、緩やかな仕事の中でゆっくりと成長できていたことが分かりました。
また、病棟スタッフと協力しながら仕事をしていくため残業になることがほとんどないリハビリテーション病棟はバランスよく仕事と家庭を両立できるので、子育て中の看護師にも働きやすい職場です。
ベテラン看護師の声
患者さんのADLが改善していく姿を間近で見ることや一緒に喜ぶことができるのは看護師にとって最大の喜びです。ときには思うように動かない身体に苛立ちを感じてそれを看護師にぶつける患者さんもいらっしゃいますが、チーム全体で身体だけでなくメンタル面にも配慮しながらどうすればリハビリがスムーズにすすむのかを考え合える環境なので看護師が一人で悩むことはありません。
また、他の職種と連携を取っていることで看護分野以外の専門分野を詳しく勉強することもできますし、様々な経験を持ったスタッフと関わることで看護師としても人間としても大きく成長できます。